4月2日、宜野座の畑に行ってきました。日除けやカラス対策のために黒いネットを掛けている列もあれば、これから掛けていく列もあります。

畑を見て回ると、小さな紫色の花が少しずつ出ていました。パイナップルの花は、沖縄でも実際に見たことがある人は意外と少ないと思います。でも、私たちにとっては「珍しい花が咲いた」というだけではなく、ここから先の変化を丁寧に見ていく合図でもあります。
パイナップルは、見た目だけで収穫のタイミングを決めているわけではありません。畑の状態を見ながら、最後は実際に味見をして、その年の天候に合わせて収穫のタイミングを見極めています。
農研機構と沖縄県農業研究センターも、パインアップルの糖度・酸度や収穫期が年ごとの気温の影響を受けることを示しており、品質や収穫時期の予測が年次で変動することを課題として挙げています。
今年の畑でも、小さな実が動き始めていました。

↑こちらは7月以降収穫予定のゴールドバレル
紫色の花がついた株、まだ小さい実、これから大きくなっていく途中の株。

↑こちらは6月収穫予定のスナックパイン(ボゴールパイン・ポコットパイン)
ひとくちに「パイナップル畑」といっても、全部が同じ進み方をするわけではありません。順調に見えるものもあれば、まだこれから様子を見ないといけないものもある。だから畑では、一本ずつ状態を見ながら進めています。
ネットを掛ける作業も、そのひとつです。
沖縄県の試験では、黒ネットの被覆は自然夏実・秋実で日焼け防止に有効で、鳥害回避にも役立つとされています。派手な変化ではなくてもこうした作業の積み重ねが、最後の状態づくりにつながっていきます。
昨年は、販売を予定していたホワイトココも実際に収穫してみると味が乗っておらず、販売を見送りました。見た目だけなら出せそうでも食べてみると納得できない。そういうことが本当にあります。
だから私たちは「収穫できるから売る」ではなく、「食べて納得できるから出す」という考え方を大事にしています。
今年もここから先を丁寧に見ていきます。実の動き方、株の状態、畑全体の進み方。味見をしながら、その年の状態に合わせて判断していく。その積み重ねが収穫タイミングにつながります。
パイナップルは、花が出たら終わりではありません。むしろ、ここから少しずつ実になっていきます。パイナップルは、たくさんの花が集まって一つの実になる果物で、花が出たあとに果実の発育が進みます。ここから先は、気温や日差しの影響を受けながら育っていくので、同じように見えても年によって仕上がりは変わります。
予約をしてくださっている方には、畑の変化を一緒に見守ってもらえるように。これからも見た目だけでは分からない現場の様子や収穫前の判断をちゃんとお伝えしていきます。
今年も畑の状態を見ながら納得できるタイミングで収穫・発送のご案内をしていきます。
スナックパイン、ピーチパインは予約受付中です。
詳しくは商品ページをご確認ください。
